エアコンレトロフィット
01 必要部品調達
02 部品交換・配管洗浄
03 冷媒注入・試運転
01
マニホールドゲージ接続~真空引き
マニホールドゲージ接続
マニホールドゲージと真空ポンプはヤフオクで購入。セットで9,180円+送料2,700円+代引手数料600円=「合計12,480円」でした。 まずはホース、カプラー等を組み立てて車両に接続します。R134aは接続口がクイックカプラーなので簡単に脱着ができます。
赤いホースとカプラーの方を高圧側に接続。
青いホースとカプラーの方を低圧側に接続。 カプラー形状が違う(高圧側の方が大きい)ので差し間違える事はありません。
真空引き
配管内に残った空気や水分を追い出す為、真空引きを行います。 黄色いホースを真空ポンプ接続した後、高圧バルブ、低圧バルブ共に全開にして真空ポンプを始動します。 真空引きを開始するとすぐにゲージが負圧側に振り切りますが、このまま約15分間真空引きを続けます。 高圧バルブ、低圧バルブ共に全閉にした後、5分間放置してゲージの負圧に変化がなければ、漏れがないという事なのでリークチェックは終了。
中央の黄色いホースと真空ポンプを接続。
真空引き中のゲージ。負圧側に振り切っています。
02
冷媒注入
サービス缶接続
サービスマニュアル記載の冷媒封入量(R12)は950g±50gなので、200gのサービス缶を5本準備。 マニホールドゲージ付属のサービス缶バルブは、固定がネジ込みではなくて外れ易かったので、ネジ込みタイプをモノタロウで購入。 黄色いホースにサービス缶を接続して缶のバルブを開いた後、黄色いホースのゲージ本体側にあるパージバルブを押してホースとゲージ内の空気を追い出しておきます。
黄色いホースにサービス缶を接続。
エンジンを始動し、内気循環、温度18℃、風量全開でエアコンをオン。
エンジン始動、注入
次にエンジンを始動して、エアコンコントロールユニットにて内気循環、最低温度(18℃)、風量最大でエアコンをオンにします。 低圧側バルブのみを開き、冷媒を注入します。 缶が空になったら、低圧バルブを閉じて缶を交換→パージバルブを押してゲージ内の空気をパージ→低圧バルブを開放を繰り返します。 高圧側にあるプレッシャーセンサにより、ある程度サイクル内の圧力が上がらないとコンプレッサーが回らないようになっているので、しばらくは高圧側、低圧側の圧力がほぼ同じになります。
ゲージ圧で運転状況を確認。
冷媒200g×5缶注入した状態で、エンジン回転1500rpmキープして、低圧側2.0bar(約2.04kg/cm2)、高圧側17.5bar(約17.85kg/cm2)の表示。 測定時のガレージ内温度は約30℃。サービスマニュアルのデータと比較すると低圧側が低い感じですが、冷風は出ているので、しばらくこのままで様子を見ます。 NSXのサービスマニュアルのデータ(R12)は以下の通り。 エンジン回転:1500rpm 吸入空気温度:(乾)30℃/(湿)28.5℃ 湿度70% 吐出空気温度:18℃ 吐出圧力:19.0kg/cm2 吸入圧力:3.0kg/cm2
ゲージは低圧側約2.0bar、高圧側約17.5barの表示。