01
旧ABS部品の撤去
- ブロアユニットの裏側にブレーキパイプ3本が通っているので、まずはブロアユニットの取り外しが必要です。
バッテリーを取り外した後、ブロアユニットに繋がっているカプラーを抜き、上下4本の固定ボルトを取り外すと、簡単にユニットごと取り外すことができます。 - 続いてモジュレータ、アキュームレータ、コンプレッサー、配管を撤去します。
配管類は再使用しないので、クリッパーなどを用意して潔く切断した方が作業が楽です。
旧ユニット用のブラケットは再使用するので、モージュレータとアキュームレータ間を繋いでいるパイプを取り外して分離する必要がありますが、このパイプは高圧がかかっているので注意が必要です。
サービスマニュアルでは、圧を抜くための専用工具を使用して、ブリーダープラグから圧抜きを行うようになっています。 私はクリッパーでカットしましたが、かなり飛び散りました。ブリーダープラグを少しずつ開くなどして圧抜きした方が良いと思います。
ブロアユニットを取り外した状態
旧ABS部品の撤去後
取り外した旧ユニット類
02
新ABS部品の取り付け
バルクヘッド部のパイプ取り付け完了後
- バルクヘッド部ではブレーキパイプ3本(MT車はクラッチパイプも)がゴムブッシュで束ねて固定されます。
ブラケットの固定ボルトを完全に締め込んでいなくても、パイプはゴムブッシュに割としっかりホールドされるので、パイプを左右に動かして位置調整するのが大変です。 パイプとの接触面にCRCなどを吹いておくと、パイプが動きやすくて位置合わせが楽になります。
- 旧ABSと比較すると、見た目も非常にスッキリしました。
ブレーキパイプ取り付けのポイントとしては、モジュレータを取り付ける前に一番長いパイプ(助手席前のフロントブレーキに繋がるパイプ)を一番最初に取り付けることです。 このパイプを一番最後に持ってくると、パイプが知恵の輪状態になってかなり大変になります。
パイプ及びモジュレーター取り付け完了後