後期固定ライト換装

01 必要部品調達

02 換装作業

03 配線作業

04 02Rアンダーパネル装着




01

レベライザー加工


純正レベライザーの加工を決断

ご存知の通り純正ヘッドライトのレベライザーは固定ライト用のボディに干渉する為、何らかの対処が必要です。
選択肢は・・・
①ボディー加工(カットか叩く) →パス
②社外小型レベライザー →却下(値段が高い)
③他社用同形状流用加工 →探すのが面倒くさい
④純正加工 →いつか電気制御にしてみたくならないか心配

悩んだ結果、一番近道の④に決定して早速分解しました。
まずライトにねじ込む部分を切り出さなくてはなりません。一生懸やっていたので加工中の写真を撮り忘れましたが、結構面倒でした。ある程度の形に切り出した後、穴にボルトを通してボール盤で回転させながら削る事で真円に加工。片側1時間位掛かりました。

NSX後期固定ライト純正レベライザー


 

とりあえず分解。

こんな感じでボール盤に咥えて加工


 

加工完了。

組み立て完了。


02

リトラ部品取り外し


どんどん外す

バンパーを取り外した後、リトラ関連部品を取り外していきます。
下側からアクセスする必要もあるので、インナーフェンダーを取り外す必要があります。素直にタイヤを外した方が早いかも知れませんが、ステアリングフルロック状態でも作業は可能です。

作業手順は・・・
①リトラを上げた状態にする。
②側面を覆っているカバーの小さい楕円のカバー(4つ)を外す。
 (カバーを固定しているビスが出てきます)
③ビスを取り外してカバーを外す。
④配線コネクタを分離する。
④固定ボルト4本(上から2本、下から2本)を取り外す。
⑤リトラユニットを取り外し。

リトラ関連部品取り外し後。1時間もかかりません。


03

ボディ加工


フェンダー穴開けと干渉箇所処理

固定ライトはフェンダー側に位置決め用の突起があるので、左右のフェンダーに突起がはまる穴を開ける必要があります。
一発で綺麗に開けたいので、ヘッドライトを当てがいながら慎重に位置決めをしてトライします。

事前準備で対策したレベライザーですが、ヘッドライトをあてがってみると、レベライザー以前にライト本体が若干干渉してしまいました。
そのままでは良い位置に来ないので結局若干叩く事に・・・。
5mm位凹ませてなんとか納得できる位置になりました。

突起が嵌る為の穴。キッチリ位置合わせすると、この位置になるはずです。


 

右側。ちょっぴり叩いて凹ませています。

左側。右と同じくらい叩きました。


04

ライト取付作業


ステー2か所は新設する必要有り

ヘッドライトは片側4箇所で固定されます。
内2箇所は「必要部品調達」のページにもありますが、純正ステー(右写真A・B)になります。純正ステーのの部分はリトラが付いていた穴がそのまま使用できるので加工等は不要です。
残り2箇所は、そのままでは固定できません。「右写真C」の部分は、真下に空いている純正の穴とアダプターでつなぎ、「右写真D」の部分は固定部分を新たに増設するよう感じになります。
私はGT-ONEのライトキットを入手した時に、たまたま「C」に付けるアダプターのみ付属していたので、それを使用しました。
3箇所固定した状態でぐらつき等は全くなかったので、「D」の部分は放置です。


 

前側ステー「C」のアダプタ取り付け部。

ライトステーに取り付け後。


 

ライトを固定した状態。

レベライザー部。最小限のクリアランスで逃げています。


06

ウォッシャータンク取り付け


 

レインフォースは取り付けないので、簡単なステーで取り付け。

本来レインフォースを固定する穴にM6のナットリベットを取り付けてステーを固定。



07

ボンネット・バンパー取り付け

最後は純正バンパー+02R純正形状

当初は、予算が足りなかったので、RFY製FRPバンパー+TAITECのコピー品と思われるFRPボンネットを装着しました。
バンパーはそれなりでしたが、ボンネットのフィッティングが酷く、そのままでは左右のフチが浮いてしまい、ボンピンを付けないと収まりませんでした。一応ボンピンを付けてみたものの、私のコンセプトと「なんだか違う」だったので、最終的には純正バンパーとドライカーボンボンネット(純正品はとても買えないので純正形状社外品)に変更しました。

ちなみに02R純正ボンネット1式の価格は以下の通り・・・。

02R純正ボンネット1式

部品番号

部品名

価格

60100-SL0-Z10ZZ

フードCOMP.

1,080,000円

60116-SL0-Z10

フードメッシュ

72,500円

74146-SL0-Z10

フードメッシュラバー

1,440円

91505-SL0-003

カウルトップクリップ(8個)

115円

価格は2010年01月時点


カーボン模様は、近くで凝視しないと分かりません。

02Rのドライカーボンボンネットは、わざとカーボン繊維の凹凸が分かるように塗装していると何かの書籍に書いてありましたが、私のボンネットも塗装したら勝手にカーボン繊維の凹凸が出てしまいした(明るい所で良く見ないと分からない程度)。
実は繊維の凹凸を出したくなかったので、サフを厚めに吹いて念入りに下地処理を行ったんですが、本塗りが乾いた後に凹凸模様が出てきました。ドライカーボンはシンナーが入った時にどうしても染み込んでしまうようです。コンパウンドで磨けば模様は消せると思いますが、純正風でそのままにしました。
ウォッシャーノズルはワイパーブレード装着にしようか悩みましたが、純正に倣ってボンネットに穴を開けました。


 

ボンネット取り付け後。両側を2人で持って作業した方が安全です。
上写真はTAITECコピー品?のFRPボンネット。02R純正よりダクトが大きく迫力がありますが、フィッティングがイマイチだった為、すぐに変更しました。

バンパー取り付け後。
ボンネットはメーカー不明ドライカーボン製、バンパーは純正です。FRPボンネット+FRPバンパーの時より格段にフィッティングが良くなりました。



換装完了

純正バンパーだけあってフィッティングは抜群。
とは言ってもライトの位置はステーとの間にワッシャーを入れて微調整してチリ合わせをしています。
FRP製の時は、遠くから見ても違和感がありましたが、純正はやはり純正と分かる感じがします。



03

ボンネット変更用ショートパーツ取付


ボンネット交換に伴い、追加で取り付けておきたいパーツ類。
1つはライトとボンネットを挟むところのシールラバーで、これがないと雨天走行などで隙間から水が入ります。
水が入った事でトラブルが起こる訳ではありませんが、日常の足としてNSXを使用している私にとっては必需品です。
もう1つはオープナーステーで、リトラ用と形状が異なります。

部品番号

部品名

価格

74145-SL0-Z10

ボンネットオープナーステー

2,020円

74148-SL0-010

Rボンネツトシールラバー

2,940円

74198-SL0-010

Lボンネツトシールラバー

2,940円

価格は2014年02月時点


 

取り付けはクリップと両面テープ。
これがないと内側が結構汚れます。

上側がリトラ用オープナーステー。
形状が違って、リトラ用だとダクトに干渉してしまいます。


01 必要部品調達

02 換装作業

03 配線作業

04 02Rアンダーパネル装着