ロベルタカップ導入

01 制御ボックス製作

02 カップ取り付け

03 装着・動作テスト



01

制御ボックス及びエアタンク設置

 

ギリギリのクリアランス

制御ボックスの上にエアタンクを設置。
私のNSXは02Rタイプのボンネットを付けているので、この上にラジエータのエアスクープが付き、スペースがあまりありませんが、写真の状態で10mm程度のクリアランスを確保しています。
結局タンクを直列接続したので、2つに分かれている意味が全くなくなってしまいました。
タンクの向かって右側にコンプレッサからの配管と圧力計を取り付け、左側にはコンプレッサON/OFF制御用の圧力スイッチと非常排気用のボール弁を付けています。
例えばバッテリーが上がってしまうと、電磁弁を動かす事ができず、エアの排出ができないので・・・。



02

カップ付車高調組み込み

 

今度はアッパーアームとの干渉もなく装着完了。
エアホースはブレーキパイプ用のグロメットを通しました。

装着→単体動作テスト

ガレージ用エアコンプレッサ(0.8MPa)で動作テスト動画。
0.8MPaでも一応問題なく上昇しました。



03

動作テスト

ついに完成

電気配線及びエア配管を済ませて動作チェック。
上昇動作は思ったより速く良好です。圧力スイッチの設定で上限を1.3MPa位にしています。NSXは前輪の軸重が軽いせいか1.0MPaでも問題なく上昇しました。
リモコン動作にしてみたものの、良く考えてみると、車の外から動作させる必要は全くないような・・・。
不満はコンプレッサの動作音。上昇直後に「ブー」という結構大きい動作音が響くので、ちょっとカッコ悪い気がします。
あと運転していると、上昇状態か下降状態か意外と分かりづらく、何度か下げるのを忘れて上昇したまま走り続けてしまいました。

 



04

その後のトラブル

 

完成1週間後にトラブル

朝エンジンをかけてもコンプレッサが回らない・・・。夜家に戻ってから制御ボックスを取り外してチェックしてみると、コンプレッサのヒューズ(20A)が切れていた。
20Aでは低すぎたのかと思い、30Aに変更してもう一度復旧してみると、ONになった瞬間「パチッ」と音がして30Aでも切れた・・・。この状況はモーターに電流が流れた瞬間に過負荷で切れている感じ・・・。
仕方がないので、制御ボックスをバラバラにしてコンプレッサを取り外して分解。
するとコンロッドのベアリングが回らない。コジッても全くビクともしない。
マイナスドライバーでベアリングのシールドを破壊して中を見てみると、何とベアリングの保持器が割れて噛みこんでロックしていました。
ベアリングはOD32/ID12/T10。近くのホームセンターで同サイズを購入して交換しました。スペースが狭くてベアリングを抜くだけで1時間以上かかってしまいました。「CHINA」から「NACHi」になったので信頼性は上がっただろうか?

NACHi製ベアリングに交換後のコンロッド。



01 制御ボックス製作

02 カップ取り付け

03 装着・動作テスト