AT→MT換装

01 必要部品調達

02 ペダル周り作業

03 ミッション周り作業

04 配線作業

05 ATコンピュータ撤去



01

ステアリングコラム取り外し

作業時間短縮

NSXは非常にスペースが狭く、ステアリングコラムを取り外さないとブレーキペダルを交換できません。
ステアリング下側の内装パネルを外すとステアリングコラムが見えてきます。
以下は私がやった手順なので正しいかは分りませんが、多分これが一番早いと思います。
まず、コネクタ類を全て外します。次に、付け根のカバーを外すとユニバーサルジョイントが見えるので、ステアリング側のボルトを取り外します(ボルトがシャフトの溝にはまっているので、緩めただけではシャフトが抜けません)。この状態でラックはナット2個、ボルト2本で固定されているだけになります。外すものがちょっと重くなりますが、このままボルトナットを全て外して、コラムごとを分離してしまいます。この方法だと30分位でいけます。
ユニバーサル部分のシャフトを抜く前にマーキングをすればベストですが、シャフトの溝がボルトと平行にならないとボルトがはまらないので間違える事はないと思います。

 

外したステアリングコラム。

邪魔な部品を取り外した状態。※メータパネルは取り外す必要はありません。


02

ブレーキペダル交換

 

※写真は装着完了後。

結構面倒

まず、センサーのコネクタを取り外しておきます。
次にブラケットを固定しているナットを取り外し、マスターとの接続部分の割りピンを外してピンを抜くと、ブラケット一体が分離した状態になります。
ここからが難関。マスター側のボルトが邪魔してブラケットが外れません。
マスターを押せるだけ押してもブラケットが外れるまではいきません。
たぶんマスターを外さないとブラケットは外れないのではないかと思います。
マスター脱着してエア抜きは面倒なので、そのままの状態でペダルのみの取り外しにチャレンジしてみました。
結果ですが、結論から言うとできました。
スペースが狭く非常に疲れますが、マスターを外すよりはマシかも知れません。
あと、ブラケットは分離した状態でないと工具が入らないと思います。分離した状態でブラケットの向きを変えたりしながらの作業になります。



03

クラッチペダル取り付け

 

アクセルペダルよりこちらの方が簡単

クラッチペダルは先にブラケットに組み込んでおきます。
取り付け穴は親切?にすでに空いているので、メクラ板を外してた後、反対側からマスターを差し込んで室内側でブラケットと固定するだけです。
マスターと接続するナット2個以外に、上側にボルト1本があるので固定します。最後にマスターとの接続部をピンで固定すれば完了。
あとはコラムと内装パネルを取り付けるだけです。


04

マスターシリンダ取り付け


 

レリーズシリンダに繋がる配管はRFY製のクラッチラインを使用してみました。
ダンパーを介さずレリーズシリンダ前のホースに直接接続できるので、ダンパーを買わずに済みます。


 

エアコンパイプのブラケットは、向って左側にずらして、リザーブタンクのブラケットに固定し直します。

エンジンルーム側。
クラッチホースブラケットは、ボディではなくダンパーブラケットに取り付けるので、ダンパーがなくてもブラケットがないと固定できません。



05

シフトレバー取り付け


 

中古で購入したシフトレバーASSYは初期型レバー付。
ついでにショートタイプのレバーに交換します。写真右がショートタイプ。ネジが多く切ってあります。
部品番号:54101-SL0010
レバー組立時、樹脂製カラー及びOリング新品交換。

分解したついでに無垢の鉄部分をサビ取りして黒染め。グリスはレリーズ用を使用してみました。


組み付け完成

AT用のワイヤーとセレクトレバーを取り外して、MT用に取り換えるだけです。
特に難しいところはありません。
シフトノブはタイプR風アルミ製・・・。



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04 配線作業

05 ATコンピュータ撤去