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取り合えずAT用のECUのままで車が動くように加工をします。
最小限で済ますには下図の通りセレクトレバーに繋がる配線加工します。
単純にセレクトレバーを取り外した状態だと、ECUのニュートラル信号が浮いた(ボディーアースされていない)状態になります。この状態はシフトポジションが「D」に入った状態と同じです。
ご存知の通りECUがATのままだと、各シフトポジションで以下のような状態となります。
P |
アイドリング、通常運転問題なし。但しVTECに切り換わらず、レブリミットが7000rpmとなる。 |
N |
「P」と同様だが、キーロックソレノイドが働いてキーが抜けなくなる。 |
D |
VTECには切り替わり、レブリミットも7500rpmに戻るが、アイドリングが上昇して安定しない。
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VTECを無視して取り合えず動くようにするのであれば、2箇所の短絡のみです。
まず、インヒビダースイッチの処理を行います。
車両ハーネス側(431の「1」と「2」)を短絡すればOKです。
このスイッチはセレクトレンジが「P」か「N」で閉(電気が流れる)となり、開(電気が流れない)の状態ではエンジンが始動しないようになっています。
あとは、12極カプラーの「P」と「アース」(430の「11」と「8」)を短絡することでECUに「N」信号が入るので普通に乗ることができます。
この状態でVTECに切り替わるようにするには、ある程度動き出してから「P」→「D」に切り替える必要があります。 |
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