各部リペア
01 ドアハンドル修理
02 イグニッションスイッチ修理
03 トランクウェザーストリップ交換
04 Bピラーカバー再塗装・カーボンピラー試着
05 ブロアモーター清掃・エアフィルタ取り付け
06 ファーストアイドルバルブ・EACV清掃
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ブロアモーター分解洗浄

エアフィルタがないのでかなり汚れる

NSXのブロアモーターは最近の車と違ってエアフィルタがない上に本体が室外にあるので、外気導入で使用するとかなりのごみを吸い込みます。
外気導入で使用した頻度にもよりますが、私の車両も汚れているだろうと思い、分解洗浄することにしました。

  1. おそらく新車時から一度も清掃したことないであろうブロアモーター。分解して中性洗剤で完全に洗浄しました。
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分解洗浄したブロアモーター

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エアフィルター取り付け

社外エアフィルタ取り付け

洗浄しただけではまたすぐに汚れてしまうので、外気導入の入り口になる部分にエアフィルターを取り付けます。
NSXのブロアモーター用のエアフィルターはショップオリジナル品がありますが高価です。

  1. あまり知られてはいませんが、パシフィック工業というメーカーがNSX専用の クリーンフィルター PC-517B open_in_new という安価な製品を販売しています。
  2. 外気の導入口はいかにもフィルタがはまりそうな段差があるので、取り付けはそこにはめ込むだけです。
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パシフィック工業 PC-517B

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フィルター取り付け後

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余談 パワトラ修理

分解しようとして破壊・・・

ブロアモーターを分解清掃した際に、パワトラからシリコングリスが溶け出していたのを発見。
古い年式のものだけかも知れませんが、NSXのパワトラユニットは放熱用シリコンが固形ではないためかダラダラと流れ落ちています。
放っておくとパワトラの冷却不良で破損する可能性もあるかもしれないと思い、分解清掃しようと思ったわけですが、配線を固め込んでいる樹脂をこさぎ取らないと分解ができません。
それで、この樹脂をほじくって撤去していたところ樹脂と一緒に何かを粉砕してしまいました。フィルム状のものが出てきたので、おそらくはフィルムコンデンサだと思われます。

  1. ベースとコレクタ間をバイパスしている部品なのでノイズ防止のコンデンサのようですが、粉砕してしまったので容量も判別不可能。
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丸印部分におそらくフィルムコンデンサが取り付けられていた

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メタライズドフイルムコンデンサと固まる放熱用シリコン

純正部品の値段は・・・、
トランジスタASSY(79340-SL0-A01)13,400円(2010年12月当時)
結構高いです。実際に使用している回路部品は数百円なので、とりあえず修理してみることにしました。
ホンダ車で同じパワトラを使っているものを調べればコンデンサ容量位は分かるかなと思い、CRV用を入手して分解。
250V/0.0047μFコンデンサが付いていることを確認しましたが、フィルムコンデッサではなくセラミックコンデンサです。

  1. CRV用の部品を移植しようかとも思いましたが、何か理由があるかも知れないので一応メタライズドフイルムコンデンサ(250V/0.0047μF)を購入。
    今後使うあてがあるか分かりませんが固まる放熱シリコンも購入。
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パワトラの回路(CRV)

パワトラの回路

  1. 回路はシンプルで、パワトラの他はモーター側に温度ヒューズとノイズカット用のコンデンサがあるだけでした。
    コンデンサ容量はCRVのもので、NSX純正品に搭載されていたものは不明です。
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